噛み合わせと身体の不調の関係 その①
肩こりや首こり、頭痛などの身体の不調にはさまざまな原因があります。
その原因の一つに、「嚙み合わせも関係がある」と言われています。
実は歯は、私達が思っている以上に全身の筋肉や、臓器と相互に影響しあっているんです。
歯の基本的な性質
歯は、人間の身体の中で最も硬い組織です。
人は物をかみ砕く時、奥歯には自分の体重と同じくらいの荷重がかかるときもあります。
歯は不自然な力がかかったり、噛み合わせのねじれが入ったりするだけで容易に変化を起こします。
あごの筋肉の緊張や、首や肩のコリなどでも歯の当たりは変わり、噛み合わせが簡単に変化してしまうのです。
噛み合わせの重要性
良い嚙み合わせ
- 1本1本に正しく上から力がかかっている
- 周囲の筋肉・筋膜もバランス良く動く
- 良い刺激で脳を活性化させる
- 自律神経や内分泌を安定させます
また精神状態も安定し、免役系も良く働きます。
一方、嚙み合わせが悪いと
- 肩こりや腰痛
- 頭痛やめまい
- ものを噛んだ時に顎が鳴る
- イライラする
- 集中力が低下する
その他にも口腔だけの問題ではなく、身体全体に影響をおよぼします。
身体の不調が続くと、「ものが噛めないという不安」から知らず知らずのうちにストレスを感じ、精神面にも影響を与えます。
噛み合わせから全身症状におよぶなんて、びっくりですよね!
噛み合わせと身体の関係
人は口腔状態がよくなり嚙み合わせが整うだけで、身体全体のバランスがとれ、筋肉や内臓の機能が回復するようにできています。
歯は単にものを噛むためだけの場所ではありません。
全身のバランスを取る大切な場所なんです。