しゃっくりの豆知識
皆さんは、急に「しゃっくり」が出て困ったことはありませんか?
しゃっくりは、医学用語で『吃逆(きつぎゃく)』と呼ばれ、横隔膜のけいれんによって起こります。
肺の下に位置する横隔膜のけいれんに連動して、声帯の筋肉が収縮します。
そして、収縮して狭くなった声帯を急激に吐く息が通るために、一定の間隔で「ヒック」と発音する現象が起きるのです。
よく見られる原因
横隔膜のけいれんは、横隔膜周辺の組織が刺激されることが原因です。
しかし、特別な理由がなくても起き、健康な人でも起こります。
よく見られる原因をいくつか挙げてみましょう。
- 食べ過ぎや飲み過ぎ
- アルコール摂取や喫煙
- 早食いや一気飲み
- 暴飲暴食による急激な胃拡張
- 急に大声や高い声を出したり、大笑いする
しゃっくりを止める方法
昔から「驚くと止まる」「息を止めると止まる」など、しゃっくりを止める方法はさまざまあります。
誰でも出来る改善方法をご紹介します。
- 息を思いきり吸い、限界まで止めてゆっくりと吐き出す
- 両耳の穴に指を入れて、1分ほど押し込む
- 舌を少し痛いかなと感じるくらいの力でつまんで、30秒~1分ほど引っ張る
- 水を一気に飲む
- ショットグラス1杯程度のお酢を、一気に飲む
これらの方法は、多くのものが迷走神経を刺激することで、しゃっくりを止める効果を狙っています。
しゃっくりが止まらない時は、試してみてください。
ただし、2日以内で治まれば心配ありませんが、2日を超える場合は医療機関を受診してください。