誰にでも起こりうる『加齢による物忘れ』
最近、どうも物忘れが増えてきたな・・・なんてことはありませんか?
物忘れが増えると認知症を疑うかもしれませんが、「加齢による物忘れ」と「認知症」は全く別です。
違いを見分ける判断基準は、『出来事そのものを忘れているかどうか』です。
物忘れと認知症の判断基準
物忘れ
- 買い物に来て買うものを忘れる
- 夕食に何を食べたか思い出せない
- 眼鏡をどこにしまったか忘れる
自分が忘れているという事実に対しては自覚があります。
体験の一部のみを忘れるのが、「加齢による物忘れ」です。
認知症
- 買い物途中で、出かけた理由そのものを忘れる
- 食事をしたこと自体忘れる
- 眼鏡をしまったこと自体忘れる
自分が忘れていることに気が付いていない。
体験したこと全体を忘れるのが「認知症」です。
加齢による物忘れの予防
加齢による物忘れは、日々の生活習慣も大きく関係します。
生活習慣を改善することが、物忘れの予防につながります。
①寝る時間を1時間早くしてみる。
寝不足だなと感じている人は、時間をやりくりして、今より1時間早く寝てみるのはいかがでしょうか。
最適な睡眠時間の長さは人によって違いますが、認知機能低下を予防する観点から、約7時間以上が目安でしょう。
②脳を刺激すること
脳を働かせたり、刺激を与えたりする知的行動を習慣化することで、物忘れの予防につながります。
読書したり、新しいことに挑戦したり、旅行するなどして、脳に刺激を与えることが大切です。
③体を動かし脳の血流を増やす
運動は、体力づくりや気分転換に良いのはもちろんですが、実は記憶力を向上させる効果もあることをご存じですか?
ゆったりとしたウォーキングやヨガなど、軽い運動をするだけでも効果があります。
まとめ
加齢による物忘れは、早い人だと40代から始まるといわれています。
しかし、対策次第で改善&予防することが可能です。
ぜひ早い段階から、意識しておいてください。