鼻の奥の『上咽頭(じょういんとう)』をケアしましょう
上咽頭とは
『上咽頭』とは鼻の奥の部分で、鼻から吸い込んだ空気が最初に通る部分です。
健康維持に重要な働きをする自律神経や、免疫系とも深い関係を持つ、健康の土台を作る重要な場所です。
この場所は、空気中のウイルスや細菌がもっとも付着しやすく、慢性的に炎症を起こしやすいのです。
上咽頭を常に健康に保ち、炎症を起こさないようケアすることが免疫力の高い、ストレスに強い身体を作ることにつながります。
自分でできる上咽頭のケアのしかた
上咽頭を健康に保つため、ケアのしかたを3つご紹介しましょう。
鼻うがい
鼻うがいは、鼻腔全体のほこりや花粉などのアレルゲンを洗い流すことができます。
鼻の粘膜も洗うことができるので、鼻詰まりなど不快感も解消できます。
のどのガラガラうがいよりも風邪などの予防効果が高く、おすすめです。
鼻うがいのやり方は、2020年11月26日の「うがい・手洗い+鼻うがい」の記事を参考にしてください。
上咽頭だけをピンポイントで洗浄
鼻うがいよりも手軽にできるのでおすすめです。
体勢が鼻うがいと違い、頭を斜め上に向けて行います。
少量の生理食塩水を片方ずつ両鼻に入れ、そのまま飲み込むか、口から吐き出します。
ピンポイントで洗浄できるので簡単で、日常的にクリーンな状態を保てます。
朝晩2回行うといいでしょう。
首を温める
首が冷えると、上咽頭の炎症を招きます。
首の後ろを温めると上咽頭周辺の血行が良くなり、筋肉の緊張もほぐれて、
首こり、肩こりも和らぎます。
普段から首の大きく開いた服装を避け、マフラーやネックウォーマーなどを活用して、首を冷やさないよう心がけましょう。
ウイルス対策はもちろん、花粉症対策に始めてみませんか?