熱中症の症状と対策
熱中症とは身体がどういう状態になること?
気温が高い(25度以上)環境や湿度が高い(70%以上)環境に長時間いることで、体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態をいいます。
身体が反応し、さまざまな症状を引き起こします。
熱中症の症状は3段階
熱中症の症状は3段階に分かれます。
初期症状で気付くよう注意し、早めに対策しましょう。
軽度
めまいや立ちくらみ・手足のしびれ・筋肉のこむら返り(筋肉の痛み)
中等度
頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感や虚脱感
重度
中等度の症状に加えて、高い体温・意識障害(応答が異常、呼びかけに反応がない等)や
けいれん・手足の運動障害など
※尚、重度の症状が見られた場合は救急要請が必要です。
普段からできる熱中症対策
まずは暑くならない工夫と、こまめな水分補給が大事です。
エアコンを適切に使いましょう
部屋にいるときは、室内の温度は外の気温との温度差を、マイナス5度程度に保つことが良いです。
冷房や扇風機を調節、風通しをよくしたり、ブラインドやすだれなどを利用して、適度な室温にしましょう。
こまめな水分補給
喉が渇いたと感じる前の水分補給が大事です。
1回200㎖程度をまめに、1日に1.2ℓ以上の摂取が理想です。
入浴前や就寝前など、体温に変化がある時の水分補給も大切なので、コップ1杯の水を飲んでおきましょう。
水分補給に加えて欲しい、冷やすこと
手のひらや足裏、頬を冷やします。
また、首を冷やすことも有効です。
首のつけ根には、大きくくて太い血管があり、効率的に身体を冷やすことができます。
ただ、冷やしすぎると、血管が収縮しすぎてしまい、効率的に血液が流れて行かなくなるので注意です。
衣服にも工夫を
吸汗・速乾素材や通気性のよいもの、ゆったりしたものを着用しましょう。
風通しの良い服を着ることで、体の熱を逃がしやすくします。
紫外線対策として効果のある黒などの濃い色の服も良いですが、熱を吸収しにくい白や淡い色の服を取り入れたいですね。
これからますます暑くなりますので、熱中症に気をつけてお過ごしください。