体を温める食べ物、冷やす食べ物って何?
食べ物には『体を温める作用のあるもの』と、『冷やす作用のあるもの』があります。
どんなものかを理解したうえで、食事をすると健康に良いと言われています。
ではどんなものがあるのでしょうか?
東洋医学で区別する『陽性食品』と『陰性食品』
例えば、スイカを食べると体全体が冷えてくるし、ショウガを摂ると体が温かくなります。
東洋医学では「ショウガ」「唐辛子」など、食べると体が温まる食品を『陽性食品』
「スイカ」「キュウリ」「トマト」など、食べると体を冷やす食べ物を『陰性食品』と区別しています。
食べ物のタンパク質、脂肪、糖分などのエネルギ-量だけでなく、その食べ物が体を温めるものなのか、冷やすものなのかを知ったうえで、自分に合ったものを摂ることも大切です。
体を温める『陽性食品』
寒冷地で育ち、水分が少なく硬いもので、赤や黒、橙、黄色の暖色系の食べ物。
- 炭水化物・・・玄米、黒米、そば、全粒粉パンなど
- 肉・・・牛肉、豚肉、鶏肉
- 魚介類・・・赤身魚、青魚(まぐろ、あじ、いわし、えび、かになど)
- 野菜・・・玉ねぎ、かぼちゃ、ショウガ、ニンニク、ニラなど
- 発酵食品・・・納豆、キムチ、チーズなど
- 調味料・・・味噌、醤油、黒酢、塩、唐辛子、甜菜糖など
体を冷やす『陰性食品』
南国で育ち、柔らかく水っぽいもの、青や白、緑色などの寒色系の食べ物。
- 炭水化物・・・白米、うどん、パンなど
- 野菜・・・葉物野菜、大根、トマト、ナス、キュウリなど
- 果物・・・スイカ、梨、メロン、パイナップルなど
- 乳製品・・・牛乳、バター、ヨーグルト、クリームなど
- 調味料・・・酢、化学調味料、白砂糖など
まとめ
温かい地域のものは体を冷やし、寒い地域のものは体を温めることがわかりました。
体を冷やす食べ物でも加熱したり、発酵させたり塩を加えたりすることによって、体を温める食べ物に変わるものがあります。
一方に偏ることなく、どちらもバランス良く摂ることが大切です。