そろそろ暑熱順化始めませんか?
最近耳にする『暑熱順化』(しょねつじゅんか)
暑さに慣れていない体を、徐々に暑さに慣れさせることで、暑さに強くなることです。
暑熱順化はなぜ必要?
暑熱順化ができていないと熱が逃げにくくなり、汗をうまくかけなくなります。
そのため、熱中症になるリスクが高まります。
特に暑熱順化が出来ていない可能性が高いタイミング
- 5月の暑い日
- 梅雨の晴れ間
- 梅雨明け
- お盆明け
体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
どのように行ったら良いでしょうか?
運動
屋外ではウォーキング・ジョギング・サイクリングなど、屋内では軽い筋トレやストレッチで、汗をかく程度に運動しましょう。
屋内の運動時は、温度に注意し、暑くなりすぎたり水分や塩分が不足しないようにしましょう。
入浴
シャワーのみで済ませず、湯船に浸かり適度に汗をかくと良いでしょう。
少し長めの入浴がおすすめですが、入浴の前後に十分な水分補給をしましょう。
環境の調整
室内では冷房を控えめにしたり、扇風機やサーキュレーターなどを活用するのも効果的です。
屋外では日傘や帽子を使用し、無理なく暑さ対策をしましょう。
どういう効果がありますか?
- 低い体温でも汗をかきやすくなり、体温上昇を防ぐ
- 汗に含まれる塩分濃度が低下し、脱水や筋肉のけいれんを防ぐ
- 体表面から熱が逃げやすくなる
- 体温調節機能が向上する
つまり、熱中症になりにくい状態になります!
注:暑熱順化の期間は個人差があります。
無理のない範囲で行い、水分補給をこまめに行うことが重要です。
日常生活の中で、無理なく汗をかく習慣を身につけ、暑さに強い体を作りましょう。