自律神経(副交感神経)について

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前回は、自律神経の『交感神経』をご説明しました。

今回は『副交感神経』についてです。

副交感神経とは?

体を『休むモード』に切り替える役目を持つ神経。

緊張を緩め、体を修復し、心を落ち着かせる働きがあり、交感神経とセットで体を24時間支えています。

副交感神経が働くと何が起こる?

  • 心拍数がゆっくりになる
    →心臓の動きが落ち着き、体全体がリラックスへ向かいます。
  • 呼吸がゆったりする
    →深く穏やかな呼吸になり、気持ちも落ち着きます。
  • 胃腸の働きが良くなる
    →食べ物を消化、吸収しやすくなり、体回復モードに。
  • 血圧が下がる
    →体中の緊張が和らぎ、血流が穏やかに。
  • 筋肉が緩む
    →肩のこりがほぐれたり、体温が安定したりします。
  • 眠くなりやすくなる
    →睡眠の質も上がり、疲労回復につながります。

副交感神経が弱くなるとどうなる?

ストレスやスマホ習慣の影響で、”副交感神経が働きにくく”なりがちです。

  • 寝つきが悪い/眠りが浅い
  • 疲れが取れない
  • 頭痛・肩こり
  • 便秘や胃もたれ
  • イライラしやすい
  • 不安が増える

これらは『休むモードに入れない』ことで起こりやすくなります。

副交感神経を高めるための方法

  1. 深呼吸(腹式呼吸)
    →ゆっくりと息を吐くと、副交感神経が優位になります。
  2. ぬるめのお風呂(38~40℃)
    →体が緩み、自然とリラックスモードへ。
  3. 寝る前のスマホを控える
    →ブルーライトは交感神経を刺激しやすいので注意したいです。
  4. 軽いストレッチ
    →こわばった筋肉がほぐれ、心も落ち着きます。
  5. 早めに照明を暗くする
    →暗さは『休むモード』のスイッチです。
  6. ゆったりした音楽・アロマ
    →精神的なリラックスが神経に伝わります。

まとめ

副交感神経は”心と体を回復させる神経”です。

『休息』『消化』『回復』『癒し』を担当する、とても大切な神経です。

交感神経と副交感神経、この2つの神経が整うと睡眠の質が上がり、疲労回復、心の安定につながります。