冷えと便秘
日本人女性の半数以上に、便秘の症状がみられるといわれています。
便秘の原因として「水分不足」「食物繊維不足」「運動不足」などを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
もう一つ、「冷え」が原因の場合もあるんです。
このようなことはありませんか?
- 汗をかいても、お腹を触ると冷たく感じる
- 冷たい食べ物、飲み物が好き
- 冷房の効いている所にいるときが多い
- 締め付けの強い下着を着用している
- ストレスがある
このような方は、体(内臓)が冷えている可能性があります。
なぜ、冷えが便秘に?
冷えが原因の便秘は、主に腸の血行不良が関係していると言われます。
体が冷えると、血管が収縮して血行が悪くなります。
そして、内臓にも血液が回りにくくなり、便を押し出すための大腸の力が弱まり、便が運ばれないまま大腸に滞留してしまいます。
さらに、運動不足が加わると、冷えによる腸の血行不良に追い打ちをかけ、便秘を引き起こしやすくなります。
冷え対策を始めよう
冷えが原因の便秘は、体を温めることで改善が期待されます。
温かい食べ物や飲み物を摂り、内側から温めるのはもちろん、外側からも温める(冷やさない)ことが大切です。
首・足首を冷やさない
首と名のつく部分は冷えやすい場所です。
普段から、スカーフやカーディガンは持ち歩くと良いでしょう。
デスクワークの方は、冷房による冷えを防ぐために、ひざ掛けや靴下、レッグウォーマーを利用しましょう。
お腹を温める
お腹冷えには、ご自宅で簡単にできる「ドライヤー療法」がおすすめです。
ドライヤーのから吹き出る熱風を、お腹に直接当てて温める方法です。
お腹に熱風を当てたら一度離し、またお腹に当てるという動作を2~3回繰り返します。
また、腹巻きを使用したり、冷えていると感じたらお腹にハンドタオルや手を当てるだけで温まります。
お風呂で全身温める
暑いとシャワーで済ませてしまいがちです。
40℃くらいの熱すぎないお風呂にゆっくり浸かり、リラックスしましょう。
便秘対策として水分、運動などありますが、冷え対策も加えてみましょう。