梅雨時期のむくみ解消
梅雨は湿気の多い時期ですが、私たちの体にも湿気が滞りがちになります。
むくみやすいと感じる方も多いと思います。
女性のお悩みの1つ「むくみ」を改善する、梅雨の時期に摂りたい食材についてご紹介します。
むくみとは
むくみは「体の水分と大きく関わる」と言われています。
人の体は、約60%が水分でできていると聞いたことがある方も多いと思います。
体内の水分の3分の2は細胞内にあります。
残りは細胞の外にあり、血液やリンパ液、細胞と細胞の間を満たしている細胞間質液などによって構成されています。
この細胞間質液は、細胞に栄養を送ったり、老廃物を除去する役割を担ってます。
しかし、水分バランスが崩れ通常よりも多くなると体がむくんでしまいます。
むくみの原因
- 塩分の摂りすぎ
塩分をたくさん摂取すると、体の塩分濃度を薄めようと体内に水分を溜め込むようになります。 - アルコール
血中のアルコール濃度が高くなると血管が拡張して、血管から水分が漏れ出します。 - 月経周期によるホルモンの変化
月経前の時期には、体に水分を溜め込みやすくなりむくみやすくなります。 - 血流の低下
筋肉が動くことで血流を促し心臓に血流が戻されますが、動かないと血流が悪くなってむくみやすくなります。
また、蒸し暑いと冷たいものを摂りすぎていないでしょうか。
胃腸が冷えて水分代謝が悪くなったり、体が冷えて発汗作用が鈍ることも、むくみの原因になります。
むくみ解消につながる食材をご紹介
むくみ解消に重要なことは
- 胃腸の働きを高めて、水分の代謝をよくすること。
- 利尿作用により、余分な水分を排出すること。
- 発汗により、水分の代謝をよくすること。
それをふまえて、むくみ解消につながる食材をご紹介しましょう。
豆類
インゲン、枝豆などは、胃腸の働きを高めるとともに、利尿作用もあります。
ウリ科のもの
キュウリ、スイカなど、利尿作用があり、塩分の排出を助けます。
トウモロコシ
胃腸の働きを高めるとともに、利尿作用もあります。
カリウムを含む食材
バナナやリンゴ、メロンなど塩分を尿として排出する働きがあります。
香味野菜
パクチー、シソなどは発汗を促します。
香辛料
生姜、山椒、カレー粉など、発汗を促します。
白砂糖など甘いものは体を冷やすので、なるべく避けるように心がけ、体を温めるようにしてくださいね。