利き目と肩こり
あなたの『利き目』はどっちですか?
利き目と聞いて「?」と思った方が多いと思います。
利き手や利き足と同じように、実は私たちの目にも利き目があるのです。
両目で同じように見ているつもりでも、無意識に利き目からの情報を軸にして物を見ています。
もう一方の目は、その補充として使われています。
利き目はどっち?
自分の利き目がどちらかを調べるのはとても簡単です。
- 数メートル以上離れた遠くのものを、両目で見ながら指差します。
- 指をそのままにして、片目づつ閉じて指差した方向を見ます。
- 指差しした方向と、対象物がピッタリと合って見える方が利き目で、そうでない方の目だと大きくズレているはずです。
さて、この利き目ですが体にどのような影響があるのでしょうか?
利き目に頼ることで起こる体の影響
左右の目のバランスがあまりにも悪くなると、問題が起こります。
利き目の方をより多く使うことなるので、眼精疲労や視力低下が起りえます。
そしてもう1つが「肩こり」です。
なぜ肩こりに?
例えば右が利き目の場合、体の正面にあるものを見る時に無意識に右目を正対させようとします。すると、首が少し左に回ります。
利き目が左の場合はその逆で、首が右に回ります。
パソコンなど長時間見るものだと、ずっと首が左に回っていて右首部分の筋肉が伸びて緊張した状態のなるので、右肩がこりやすくなるでしょう。
あとは、利き目とスマホを普段持つ手が逆の人は、その影響が更に大きくなります。
例えば左手でスマホを持つとスマホの位置は正面より左に寄りがちになります。
そこを右目で正対しようとすると、かなり首が左に回るのではないでしょうか。
こうした時間が長ければ長いほど、首や肩に与える影響は大きくなります。
予防
利き目による肩こりの左右差を防ぐためには、出来るだけ見るものを利き目の正面に近づけることです。
あとは、意識して利き目と逆の目を使うようにすることです。
先ずは、ご自分の利き目がどっちか調べてみましょう。