なで肩といかり肩。あなたはどちらのタイプ?
肩こり解消で意識すべきポイントをご存知ですか?
肩こりの予防や改善には、正しい姿勢と適度な運動とストレッチが有効なことはご存知だと思います。
ただ、肩こりに関して言えば、もう1つ意識すべきポイントがあります。それが、『なで肩』か『いかり肩』か。
肩のラインの違いによって、肩こり解消のためにやるべきことが違う!というのがポイントです。
『なで肩』と『いかり肩』の見分け方は?
正面から見て鎖骨のラインが水平ではなく外に向かって下がっていたら『なで肩』、せり上がっていたら『いかり肩』です。
『なで肩』と『いかり肩』になりやすい人の特徴は?
『なで肩』は普段肩が内側に入りやすいような姿勢を維持している人がなりやすいです。特に、スマートフォンやゲームを長時間している場合は注意が必要ですね。
また、重たいものを肩にかけるまたは重いものに引っ張られるような事が日常に多い人も『なで肩』になりやすいです。
『いかり肩』は典型的な肩こり体質です。デスクワ-クで猫背で頭が体の軸より前に出るという姿勢を長時間続けている方は要注意です。肩が持ち上がった状態に固定され『いかり肩』になりやすくなります。
また、常に身体に力が入っていてリラックスできていない人もなりやすいです。
よく「なで肩の人は肩がこらない」と言われますが、こり方のタイプが違うだけで実はどちらも肩がこっています。
ただ、いかり肩は筋肉が硬直しているためこりを感じやすく、マッサ-ジにも気持ち良さを感じやすいのです。一方なで肩は、逆に首から肩にかけての筋肉(僧帽筋・そうぼうきん)が伸びてしまっているので、マッサ-ジにも気持ち良さを感じにくいため「肩がこっていない」と誤解するのでしょう。
『なで肩』『いかり肩』それぞれに適したストレッチは?
『なで肩』の人は、肘を90度の角度に曲げて腕を開き、肘と肩の角度を変えないように肩甲骨ごと腕を上げて3秒キープを20回。
『いかり肩』の人は、頭を横に倒し耳を肩に近づけながら顎を少し上げて、首から肩にかけての筋肉(僧帽筋・そうぼうきん)を伸ばします。
肩こりは日常生活の姿勢の他に『なで肩・いかり肩』が関係することがおわかりになりましたでしょうか?
ご自分がどちらのタイプかを確認して、肩がこってきたなと思ったらこまめにほぐしましょう。