嚙み合わせと身体の不調の関係 その②
全身のバランスを取るために大切な『嚙み合わせ』と、『身体のゆがみ』についてご紹介しましょう。
嚙み合わせがもつ最も重要な役割
人はあご(嚙み合わせ)のライン、肩のライン、骨盤のライン、足裏のラインがいずれも水平で身体の中心軸に対して左右対称となっている時、最も安定して立つことが出来ます。
また効率よく動くことができ、内臓機能もよく働きます。
しかし、あごのラインが垂直でないと、重心がずれて身体のゆがみが生じるのです。
嚙み合わせは、身体の重心の位置と密接な関係があり、重心の位置がずれると姿勢や身体が簡単にゆがみます。
嚙み合わせは、姿勢と密接な関係があります。
こんな『くせ』ありませんか?
皆さんは、次のようなことしていませんか?
頬杖をつく
頬杖をつくと、猫背になってあごが前に突き出します。
その姿勢を腕で支えるので、その場所だけで頭の重みを受けることになり歯並びがゆがみ、嚙み合わせのトラブルを引き起こします。
足を組む
すぐ足を組みたくなる人は、すでにどこかねじれています。
例えば、右足を上にして組むことの多い人は骨盤が左にねじれて傾き、右のお尻が上がっています。
足を組み続けていると、顔のゆがみになったり、噛み合わせに影響します。
うつぶせ寝
首を大きく片側に曲げた姿勢を続けるので、全身の筋肉をゆるませている就寝中、首だけが激しくねじれた状態になります。
首をねじることで下あごはねじれますが、上あごのほうは連動せず、頭の加重でたわむため、よりねじれが拡大します。
その他にも、立っている時に片側の足に重心をのせることが多い、バックを肩にかける側がいつも同じ、噛みぐせがあるといった人も注意が必要です。
正しい姿勢とは
正しい姿勢とは、本来身体に最も負荷のかからないものです。
噛み合わせには、身体のゆがみやねじれを止めるという働きも課せられています。
生活習慣による身体のくせに気をつけましょう。